【看護師の大敵?!】看護師の職業病ともいえる症状とその対策についてご紹介!

看護師

こんにちは。たらちゃんと申します!

看護師は基本的に立ち仕事です。また、夜勤は長丁場ですし、動けない患者さんを移動させたり急変の時に走り回ったり・・・結構体力勝負ですよね。

かくいう私も病院で約10年勤務した中でかなり体力はついたと思いますが、ずっと看護師の職業病とも言える2つの症状に苦しめられていた歴史があります・・・

それは腰痛下肢静脈瘤!!!

今日は、看護師以外に立ち仕事や体力仕事の方にも共通する話でもあるので、ぜひお読みいただいて私のように苦しむ方が一人でも減ったら良いなと思います!

立ち仕事、体力仕事による弊害

  • 腰痛

日本看護協会によると、腰痛は全職種において「業務上の疾病の約6割を占めている」と言われています。また保険衛生業においてはさらに多く、業務上の疾病の8割を占めており、看護師の5〜7割が腰痛を抱えているとの報告も・・・!

自分よりも体格の大きい患者さんを持ち上げたり、無理な体勢を取ることも多いし・・・5〜7割というのも納得!

  • 下肢静脈瘤

血管には「ハ」の形をした逆流防止弁がついています。立ち仕事などで足に血が溜まり、血管に負荷がかかる状態が長く続くとその弁の働きが弱ってしまい、うっ血した状態になります。

そのうっ血した血管がコブ(瘤)のように表に見えて出てしまう状態を下肢静脈瘤と言います。

立ち仕事で足の筋肉を動かすことが少ない=血液を循環させるポンプの役割が果たされない、という状態になりやすい、看護師や調理師、といった方に多いと言われています。

(妊婦さんもなりやすいと言われています)

たらちゃん
たらちゃん

私は足の重だるさや膝裏のツッパリ感が出て気づいたよ

放置すると、足がむくみやすくなったり、皮膚が黒ずんできたり、最終的には潰瘍になったり・・!

ふくらはぎを見て、血管の走行が浮き出て見える、という方は要注意かも?

腰痛への対策

私は比較的高身長のため、割と早い段階から腰痛に苦しめられてきました。。。

そんな私が腰痛対策に使っていたのが、腰痛コルセット!!

つける前は、「巻くだけで良くなるなんて本当かなぁ?」と半信半疑でした。

つけ初めは少し違和感がありましたが、慣れるとやはり腰への負担が減っている実感がありました。

しかし、看護師は体力仕事。どうしても締め付けるので暑い・・・!

これも多少は慣れですが、暑さは少しデメリットとなるかなと思います。

ですが最近は通気性の良いものも出てきてますよね!

こんな感じのもの↓

また、腰痛コルセットと共に私がしていたのは、「患者さんを介助しやすい環境を整える」ということ。

どうしても毎日頻繁に行うことなので、面倒臭くて(小声)多少無理な体勢でもそのまま介助していた時期もありましたが、少しベッドの高さを上げる、椅子の位置を変える、等をするだけで介助のしやすさと共に腰への負担もかなり軽減されたと思います。

たらちゃん
たらちゃん

急がば回れってことですね!笑

多少は手間が増えますが、きちんと環境を整えボディメカニクスを意識した介助をすることで私の腰にも良いですし、介助される側の患者さんにも丁寧に接されていると感じてもらえるので一石二鳥なのではないでしょうか?

ボディメカニクスとは、人間の身体の骨格・筋・内臓などの各系統間の力学合理的な関係をいう。

患者を動かす場合には、ボディメカニクスの原理に基づき、合理的な動作で援助し患者の苦痛・不安・疲労を防ぐとともに、看護師の疲労も少なくする

例)大きな筋群を使う、身体の安定性を保つため重心を低くする、対象の重心を自分の重心に近づける・・・など

オープンセサミシリーズ 看護学1 専門基礎科目・基礎看護学・看護の統合と実践 東京アカデミー編

下肢静脈瘤への対策

下肢静脈瘤は家族性など発症する要因が様々であり腰痛ほど頻度の高いものではありませんが、私の周りでもチラホラとみられる症状の一つです。

そんな下肢静脈瘤の予防には、着圧ソックスが有効です!!

むくみ予防に履く看護師は多いですが、それが下肢静脈瘤の予防にも大変役に立ちます。

なぜ予防されるかの原理としてはむくみも下肢静脈瘤も一緒です。足への血液の滞留を防ぐことが大切だから。

私は医療売店に売っている着圧ソックス(膝までのもの)を履いていましたが、市販の「履くだけメ◯ィキュット」でも十分効果はあると思います。

(医療売店のものの方が薄かったので私はそちらを選びました)

医療売店のものと近いかな?という着圧ソックス↓

まだ履いたことない!という看護師の方がいらっしゃったら、将来の自分のためにも履いたほうが良いのではないでしょうか?

着圧ソックスが禁忌の人もいるので注意!!

着圧ソックスがおすすめとお伝えしてきましたが、実は履いてはいけない方もいます。

深部静脈血栓症(DVT:足の血管に血栓ができている状態)、心不全の方などは

症状が悪化してしまう可能性があるため着圧ソックスを履いてはいけない、と言われています。

持病のある方は一度担当の先生に相談してみてくださいね!

余談:下肢静脈瘤になってしまった私の体験談

余談ですが、私は着圧ソックスを履き始めるのが遅かった(看護師4、5年目ごろから履き始めました)のもあってか、下肢静脈瘤になってしまいました・・・

その時の症状としては、

  • 足が重だるい
  • 膝裏が突っ張る感じがする
  • 人から「ふくらはぎの血管が浮いてるよ」と言われた
  • むくみやすい

といったことがありました。

近くの「下肢静脈瘤クリニック」でエコーをしてもらい、両足に下肢静脈瘤があることが判明。

症状を自覚していたのは右足だけだったのですが、それからも仕事を続けるつもりでしたし将来のことも考えて時期をずらして両足とも治療することに。

色々治療法があるそうですが、私は局所麻酔、日帰り治療であるレーザーによる血管内焼灼治療というのをしてもらい、数日後、1週間後、1ヶ月後に経過観察のため受診をすることとなりました。

治療後は数日間、普段の着圧ソックスよりも強力な弾性ストッキングを数日着用しなければならず、お風呂の時以外はずっと履かないといけなかったのが辛かったです。。

たらちゃん
たらちゃん

つま先から太ももまでの長さのストッキングを履かないといけないから、涼しい季節にした方がいいかも・・・

治療の時の傷は2.3ヶ所ありますがほぼ目立たなくなりましたし、経過は順調で現時点で症状もなく過ごせています。

治療に伴い何度か受診をしないといけませんしお金もそこそこかかりますので、発症する前にきちんと予防するべきだと思います。。。

片足で4万円ほどかかりました・・・

やはり何事も予防が大切ですね!!

どうでしたでしょうか?この内容を読んで、少しでも苦しむ方が減ると嬉しいです!

ここまで読んでいただきありがとうございました!!!

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