こんにちは。たらちゃんです!
私は約10年間大学病院で働き、昨年度退職した元看護師です。
身の回りに医療関係者がいない環境の中育ってきた私が、なぜ看護師という仕事を選んだのか、辞めた今「看護師」という仕事をどう思うかについて振り返ろうと思います。
- どのように将来の仕事を選ぶべきか悩んでいる
- 「看護師」という仕事に興味がある
という方の一助となればと思います!
看護師を選んだ理由
それはズバリ、一人でも生きていける職業だからです!
詳しくは後ほどお伝えしますが、上でも述べたように、私の周りには一人も医療関係者がいませんでしたので、私自身「看護師」がどういう仕事かもよくわかっていませんでした。

「将来の夢」なんてないし、目標もないし・・・
そんなこんなで高校も自分の身の丈に合う学校を選び「なんとなく」毎日を過ごす日々・・・
そんな私が初めて将来の仕事について考えたのは、周りでも少しずつ「将来」についての話をすることが増えてきた高校2年生の頃。
他の子達はしっかりと自分の目標を持ちそれに向けて行動しているのに、私には何もない・・・
とりあえず「自分は将来どのように生活をしていたいか」を考えることとしました。
その時考えたのが
- いっぱい旅行に行きたい!
- 結婚願望は特にないし一生独身でも大丈夫なくらい安定した仕事がいいかなぁ
- 自分がスーツを着て働いている姿が想像つかない!
- 就活したくないな・・・(就職氷河期全盛の頃でした)
ということ。今考えるとすごくグータラな性格が出てますね(笑)
そこから、その願望に沿う仕事は・・・と考え、
栄養士、薬剤師、保健室の先生、SE、看護師
という選択肢が上がりました。
(世の中にどんな職業があるのか、全然知らなかったのです(*_*))
そこからの私の思考回路はこんな感じ↓
何か手に職をつけたら就職活動も楽かもしれない! スーツ以外となると・・・白衣とか? →看護師さんってお給料良いって聞いたことあるかも。一人で生きていける! →看護師は国家資格だし、働く場所も自分の好きなところを選べて良いかも! →自分が看護師になったら、自分の家族に何かあった時に良いかもなぁ →「化学」「物理」は苦手だけど「生物」の授業は好きだし、 人体の不思議的なものにも興味があるし向いてるかも!
こういった経緯から、看護師になることを決め、看護師の道を進むことになったのです。
我ながら、かなりフワッとした考えで選んだ看護師という職業ですが今振り返っても看護師になってよかったと思っています。
看護師として働いてよかったこと
これに関しては私が高校生の時に持っていた「看護師」という仕事に対するイメージとそれほどかけ離れていませんでした。
約10年働いてきた今、看護師という職業のメリットを考えると以下の点があると思います。
- ある程度のお給料をいただけるため自分次第で貯蓄もできるしたまにであれば贅沢もできる
- 家族が病気になった時にも焦らずにアドバイスできる
- シフト制のため平日にお休みを取ることができる
- 白衣のため仕事のために服を選ぶ、ということがなく楽
- 人生の大先輩である患者さんと話をすることで見聞が広がる
- 色々な場面に対処するため、ちょっとやそっとでは動じない心を手に入れられる
- 手に職を持っている事、多少なりとも社会に貢献できているという事が自分の自信になる
- 職に困ることはなく、日本全国どこでも働くことができる
- (夜勤のある病院だったので)いつでもどこでも寝られるようになる
実際、旅行が趣味の私は飛行機の安い時期に同期とお休みを合わせて海外旅行に行ったり、人の少ない平日に普段混む所に出かけたりできたことが一番良かったです。
退職した今も、失業保険をいただきながら次の仕事を探している身ではありますが「仕事がなくて焦る」ということはなく、どこか余裕のある自分がいます。(偉そうでしたら申し訳ありません)
超高齢社会に突入し今後さらに年金が減ることになりますし、AI化が進んでいく中でも看護師はその業務内容からAIに置き換えることが難しい仕事です。
そうした社会の現状を踏まえても看護師というのはすごく良い選択なのではないでしょうか?
看護師として働いてつらかったこと
もちろん良いことばかりではなく、辛いこともたくさんありました。
人間関係が良くない、経験が長くなるにつれ後輩育成など本来の業務以外の負担が増える・・・といった事はどの仕事を選択してもある話だと思いますが、
看護師としての辛さという点ですと
- 他の人よりも人が死ぬ場に立ち会うことが多い
- 少しのミスが人の命に直結するため責任が重い
- 夜勤の負担が大きい
- 有給が消化されにくい
- 生活リズムが不規則
- 圧倒的に女性が多いため出会いがない
という事でしょうか。
生活リズムや夜勤に関しては「慣れ」の部分が大きいと思いますし、同期の中には夜勤がどうしても体に合わず、夜勤のたびに鼻血を出す人もいました。。。
私はずっと同じ大学病院で働いていましたのでこういったリストになりましたが、
大学病院でなく市中のクリニックでしたらこれらは全て回避できますし、
そこは自分の適性や生活リズム等に応じて働き方を選ぶことができることも看護師の強みですね。
ただ「男性との出会いがない」ということに関してはきっとどの職場でも同じで、同期の中には先生やリハビリの方との飲み会や合コンなどを毎日のようにしている強者もいました。笑
結局のところ看護師ってどう?
長々と書いてきましたが、私は看護師になったことで得たことが非常に多かったですし
圧倒的にデメリットよりメリットが多いため、やはり看護師になって良かったと思っています!
第一線で働くことが体力的にしんどくなり退職しましたが、これからも看護師の資格を活かした仕事につけたら・・・と思っています。
今振り返っても、高校生の時に上記のような仕事の選び方をしたのは大正解でした!
ですので、これからどういった仕事をしようか悩んでいる方がいらっしゃいましたらぜひ一度同じように考えてみられたら良いと思いますし、
もし、私と同じように目標もしたいこともない、ということでしたら「看護師」という職業を選択肢に加えてもらえると嬉しいです!!!
辛いことも多々ありますが、人間的に大きく成長できると思いますよ!
看護師に向いている人の特徴や、大学病院で働く看護師の1日の業務の流れについての記事も書いていますのでぜひご覧になっていただけたらと思います!!

最後までお読みいただきありがとうございました!!
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